才能とは

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 結果を決めるのは才能か努力か、という議論が有る。

 私の教職の経験からすると、才能より努力が結果を左右するようだ。

 ただし、「努力できるかどうか」も才能の一種とも言える。世の中には努力できない人も居るかもしれない。

  
 人の能力というのは左の図をイメージすれば分かりやすい。

 通常、人間の能力の限界は、自分や周りの人間が考えているよりはるかに高いところにある。

 才能のことをつべこべ言えるのは、能力の限界まで頑張った人間だけだ。
  
 ところが実際に「その程度のこと」が出来ないのは何故だろう。理由が有る。

(1) 時間が足りない。

(2) やり方が悪い。

(3) 自分の能力を信じていない。


 (1) は当然だ。何をするにも一定の時間がかかるものだ。しかも、個人差が大きい。

 (2) これは自分で何とかするのは難しい。良い指導者に出会うのが最良だ。

 (3) が最大の問題だろう。「出来ないかも知れない」「出来ないだろう」と思いながらでは、出来ることも出来ない。予言の自己成就だ。


 とりあえず、自分の能力を過小評価するのはやめよう。