SMAPの解散   2016.12/25


・考え事にもどる

   
 「世界にひとつだけの花」を初めて聴いたのは、私が養護学校(特別支援学校)につとめていた頃だ。その時の、何ともいやな感じを今でも覚えている。

 功成り名を遂げて、名実共にナンバーワンのSMAPが、「ナンバーワンにならなくて良い、そのまま特別なオンリーワン」と歌う気持ちの悪さ。

 私には、「あんたじゃナンバーワンは無理だから、オンリーワンにしときなよ」と聞こえた。努力をしている人間をバカにした歌だ。

 私はへそ曲がりの、いじけた人間かも知れない。いや、きっとそうなんだろう。

 今も、この歌を聴くと、苦々しい気分になる。



 ただし、SMAPは好きでもないが、特別嫌いなわけではない。「夜空ノムコウ」はもっとも好きな曲のひとつだ。ただ、「世界にひとつだけの花」が大嫌いなだけだ。