人体通信機

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 原理はちょっと面倒だが、子供達が喜びそうなもの。

 減衰の程度と、通信の速度の兼ね合いで、比較的低いキャリアを使う。

 今回は455KHz程度で実験する。
 回路はトランジスタ技術の別冊付録に載っていたのをデッドコピーする。

 555で455kHzを発振させる。ワンチップメロディーICのUM66Tで555をスイッチングして、変調をかける。

 電源が3Vなので555はCMOSタイプを使う。メロディーは子供の好きそうな「イッツ・ア・スモールワールド」にしてみた。
 こんな感じ。

 展示物なので、分かりやすいように大きく組んでみた。

 回路は真ん中の小さい基板で、◎印はアンテナ、下の大きな銅板は対地電極。
 ワンチップラジオIC(UTC7642)で455kHzを受信して、TA7368でAFアンプ。

 どちらも電池2本で十分動作する。

 基板がちょっと大きくなったので、対地電極は無くても問題なく動作した。
 やってみる。

 送信機と受信機のアンテナに指で触ると、音楽が流れる。

 触らなくても、指を近づけるだけでも聞こえる。無線とはちょっと違うので、少し離すと聞こえなくなる。

 空間の伝達は、電磁波ではなく、電界で伝わっている。