LM386アンプ(アクティブスピーカー)
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 回路は、LM386のマニュアルにある200倍アンプそのものだ。電源のパスコンは200μFと0.1μFをパラに入れる。

 部品はこれだけなので、プリント基板はもちろん、ジャノメ基板もランド式も必要ない。

 右下がLM386だが、他の部品の方がずっと大きい。
 LM386の腹に、4mm×20mmくらいのプリント版の切れ端を瞬間接着剤でくっつける。

 これがアースになる。
 LM386の2番と4番のピンを曲げてアースに半田付けしてしまう。

 電源のパスコンやゾーベルフィルタもあらかじめ半田付けして、形にしておく。
 LM386の足に部品を半田付けする。

 各部品の反対側(LM386に半田付けしていない方)はブラブラさせておく。
 太めのメッキ線でループを作ってプリント板に半田付けする。アースのループができる。

 ブラブラしていた部品のアース側をループに半田付けすると、完成。

 とても簡単。あっという間にできる。

 しかも、見通しがよいので、配線間違いもない。
 こんな感じ。

 もっと小さくできなくもないが、小さくするのが目的ではないので。

 プリント板、ジャノメ基板やランド式より簡単で、空中配線よりガッチリしている。
 今、作ったアンプ、スピーカ、ボリュームなどをつないで、3個100円のタッパに入れる。

 タッパはドリルで穴を開けると、ヒビが入りやすいので、やけ火ばしで穴を開けて、ヤスリかカッターで仕上げると良い。
 タッパの穴あけができたら、きちんと配線して、音出ししてみる。

 入れ物が小さいので、組み込んでから、もし動作しなかったら、修理が面倒だから。
 ケースに入れて、スピーカーなどをホットボンドで固定してしまう。

 固定してから半田付けするのは狭くて面倒なので、配線してからケースに入れる。

 電源や入力の線も、引っ張って断線しないように、ホットボンドで固定する。
 かわいらしいアンプが完成。音量も音質も実験用としては十分だ。

 電源や入力の線はコネクタではなくて、直接引っ張り出しておく方が、実験しやすい。

 電源は3Vから12Vくらいで動作する。電池、電源器、実験対象の機器などから取る。